レビュー
“Bing”や“Windows Spotlight”の美しい写真を壁紙やロック画面に「Dynamic Theme」
日替わりイメージをローカルにストックしたり、トーストやタイルで通知することも可能
2018年2月21日 06:00
「Dynamic Theme」は、“Bing”や“Windows Spotlight”で提供される美しい写真が利用できる壁紙チェンジャー。Windows 10専用のフリーソフトで、“Microsoft ストア”からダウンロードできる。
デスクトップの壁紙やロック画面の背景を変更するツール。“Bing”の検索ページで日替わり提供されている美しい写真や、Windows 10のロック画面で使われる選りすぐりの背景画像“Windows Spotlight”が利用できるのが最大の特徴。“Windows Hello”の顔認証を利用していると、ロック画面の美しい“Windows Spotlight”の写真を楽しむ機会が減ってしまい残念だったりするが、本ソフトを利用すればデスクトップの壁紙として楽しむこともできる。
ユーザーインターフェイスは日本語化されていないが(標準設定では英語)、「設定」アプリの[個人用設定]セクションに準じたデザインになっているので、用語に慣れてしまえば利用に支障はないだろう。
デスクトップの壁紙の設定は、[Background]セクションで行う。プルダウンメニューで壁紙へ表示する項目を選択するのは「設定」アプリと共通だが、いくつか選択肢が増えている。
- System settings:システムの設定に準ずる
- Photo:指定した写真ファイルを壁紙にする
- Bing:“Bing”の日替わりイメージを壁紙にする(自動切換え)。履歴の閲覧も可能
- Windows Spotlight:“Windows Spotlight”で提供されている写真を壁紙にする(自動切換え)。履歴の閲覧も可能
- One Bing image:指定した“Bing”の日替わりイメージに壁紙を固定する
- One Windows Spotlight image:指定した“Windows Spotlight”の写真に壁紙を固定する
- Slideshow:指定したフォルダー内の写真をスライドショー表示する
項目を選択するとプレビュー画面に反映されるので、それを参考にしながら好みの設定を見つけよう。ロック画面の背景についても、[Lock screen]セクションで同様に行える。
Windows 10標準のカスタマイズ機能では、デスクトップの壁紙とロック画面の背景で用意されているオプションに若干の違いがある。しかし、本ソフトなら統一的に扱うことが可能。
たとえばロック画面のスライドショー機能には切り替え間隔を指定する方法が標準で用意されていないが(デスクトップの壁紙の方には用意されている)、本ソフトならば切り替え間隔の指定も行える。設定可能な切り替え間隔のオプションも、システム標準のものより豊富だ。変更した設定を他のPCと簡単に同期させられるのもメリットと言えるだろう。
そのほかにも、本ソフトでは“Bing”や“Windows Spotlight”の写真をローカルにストックしておくことが可能。新しい写真が配信されたことをトーストや[スタート]画面のライブタイルで通知することもできる。壁紙チェンジャーが不要でも、“Bing”や“Windows Spotlight”の写真をもっと楽しみたいならば、入れておいて損はないアプリケーションだ。
ソフトウェア情報
- 「Dynamic Theme」
- 【著作権者】
- Christophe Lavalle 氏
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(アプリ内購入あり)
- 【バージョン】
- 1.3.26008.0