マルわかり!Windows 10 Mobileガイド

第84回

なんでスタート画面にはロック画面のように日替わりのキレイな画像を使えないの?

美麗画像を毎日切り替えて背景画像にできる「Dynamic theme」を利用しよう

 Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsのほか、OSを取り巻く旬の話題などを紹介する。

Windows 10 Mobileの背景画像収集は意外と面倒?

 Windows 10 Mobileのロック画面はBingの日替わり画像を選択できるため、毎日目新しい風景写真を楽しめる。だが、スタート画面の背景画像はあらかじめ用意されたサンプル画像、もしくは撮影した写真を選択する程度だ。

 一見するとWebブラウザーで表示した画像であれば、そのまま背景画像として指定できると考える方は少なくないだろう。だが、「Microsoft Edge」は「Internet Explorer」と異なり、同様の機能を備えていない。そのため、本体やSDカードに画像を一度保存し、「設定」アプリから指定する必要がある。

「Microsoft Edge」で任意の画像を表示させたら画面を長押しし、[画像の保存]をタップすると、自動的に本体(もしくはSDカード)の“ピクチャ”-“保存済み写真”フォルダーに保存される
「設定」の[個人用設定]-[スタート]画面を開き、[背景]エリアのドロップダウンリストを[マイピクチャ]に変更してから、[参照]ボタンをタップする
先ほど自動的に保存された画像ファイルを一覧からタップして選択する
ディスプレイサイズに応じてトリミングを求められるので、四隅のフレームを参考にしながら画像をスライスで調整し、[適用]ボタンをタップする
これでスタート画面の背景画像を変更することができた

 2017年早期にリリースされる可能性が高いWindows 10 Creators Updateでは、長年Windows OSがサポートしてきたデスクトップテーマ機能を実装する。そこで、Windows 10 Mobile Insider Previewで“Windows ストア”にアクセスしてみたが、Microsoftが配布しているテーマファイルはPC版のみに対応し、Windows 10 Mobileでは使用できなかった。

Windows 10 Creators Updateからサポートするデスクトップテーマは、執筆時点でPC版のみの対応となる

手動設定に飽きたら「Dynamic theme」アプリがお薦め

 より簡単に美しい背景画像を設定できないか、と複数のアプリを試してみたが、大半がWindows Phone 8.x時代のアプリばかりヒットする。話は脱線するが、“Windows ストア”の検索機能は意図しないアプリばかりヒットし、場合によっては正しいアプリ名をキーワードにしても検索できない場合がある。Microsoftは早期に同機能を改善すべきではないだろうか。

 さて、10アイテムほど試した上で、筆者が常用できると判断できたのは、「Dynamic theme」のみだった。「Dynamic theme」は、Bingや“Windows Spotlight”(ロック画面の画像をユーザーの好みに応じて切り替えるPC版のみで利用可能なサービス)を、ロック画面やスタート画面の背景画像として指定できるUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリである。

 前述のとおりWindows 10 Mobile バージョン1607はロック画面でBing(の日替わり画像)を利用できるので、「Dynamic theme」で重要になるのが、スタート画面に関する機能。先ほどのように煩雑な手順も必要なく、一度設定した後は毎日自動的に更新される。

「Dynamic theme」を起動した状態。今回はスタート画面が対象となるため、[Background]をタップする
[Background]のドロップダウンリストをタップして開き、一覧から[Windows Spotlight]をタップで選択する
選択後は[Update now]ボタンと[Preview of the daily image]ボタンの2つが現れる。こちらは後者のボタンをタップし、設定される画像を確認した状態
アップデートされるとご覧のとおり、スタート画面の背景に“Windows Spotlight”で配信される画像が設定される

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