Windows 10を気軽にカスタマイズ!

第1回

タスクバーをクール&便利にしてみよう

「FalconX」と「TranslucentTB」でタスクバーをクールに

 ストアアプリはインストール・アンインストールしてもシステムに影響を与えず、アップデートが自動で管理が楽なのがメリットだ。少し前まではラインナップ不足気味だったが、最近は「Desktop Bridge」と呼ばれる技術で一般のWin32アプリをストアアプリ化できるようになり、とくにシェルを拡張するような特殊なアプリのラインナップが充実してきた。

 そこでこの集中連載では、ストアから入手できるシェル拡張アプリを紹介する。もし導入後にシステムが不安定になっても、アンインストールすれば元通り。是非気軽な気持ちで試していただきたい。

タスクバーのアプリボタンを中央寄せにする「FalconX」

「FalconX」Build 14.07.2019 1.1.4.0

 「FalconX」は、タスクバーのボタンを中央寄せ表示するツール。タスクトレイに常駐してタスクバーを監視し、タスクボタンの位置を随時計算して、中央寄せになるように位置を調整しているようだ。

 単にタスクバーのボタンを中央寄せにするだけのツールだが、いつもと違った雰囲気を味わえるの楽しい。また、[タスク ビュー]ボタンや通知トレイとの間に隙間ができるのも、押し間違い防止に役立つ。インストールして起動するだけで機能するのもシンプルでよい。

 本ソフトはマルチモニターには対応しておらず、効力があるのはメインモニターだけとなるが、解像度やスケーリング設定の切り替えにもちゃんと追従する。タスクバーをデスクトップ上部に表示したときにも対応するが、横に縦表示した場合にはうまく機能しないようだ。

 設定画面では、タスクボタンの位置を調整する際のアニメーションやオフセット(指定したピクセル分だけタスクボタンが右方に移動する)を指定可能。標準ではタスクバー全体を等分した中心にタスクボタンが表示されるが、[Center between Toolbars]オプションを有効化すると、検索ボックスなどを除いた中心にタスクボタンを配置することもできる。

 ただし、設定画面がHiDPIモニターに対応していない上、サイズの変更が利かないのが玉に瑕。デスクトップのスケーリング設定によっては、設定画面の一部が表示されないので注意したい。現時点では、ウィンドウのサイズを強制的に変更する「Sizer」などのツールで対応するほかなさそうだ。

 ストア版「FalconX」の価格は130円(税込み)。インストーラー版は無償で利用できる。

タスクバーを半透明にする「TranslucentTB」

「TranslucentTB」v7.0.0.0

 「TranslucentTB」は、タスクバーを半透明にするツール。タスクトレイに常駐する点や、起動するだけで機能する点は「FalconX」と同じだ。

 さまざまなエフェクトが用意されており、タスクバーを完全に透明にしたり、背景にぼかしエフェクトをかけたりすることができるので、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから試してみるとよい。[Accent Color]から色を指定して[Opaque]を選択すればタスクバーの背景色を指定することもできる。

 また、スタートメニューを起動したときやウィンドウを最大化したとき、コルタナを起動したときなど、イベントによってタスクバーの状態を変えることも可能だ。

ウィンドウを最大化したときにアクセントカラー付きで“Fluent”効果を適用するよう設定した様子

ウィンドウを最大化するとタスクバーを自動で消してくれる「SmartTaskbar」

「SmartTaskbar」v1.0.3.0

 「SmartTaskbar」は、ウィンドウが最大化されたときだけタスクバーを自動で消してくれるツール。解像度の低いラップトップでの使い勝手を向上させたい、デスクトップをできるだけ広く使いたい人にお勧めだ。ウィンドウを最大化した状態でタスクバーへアクセスしたい場合は、タスクバーが元あった位置にマウスカーソルを移動させればよい。

メモ帳を最大化した様子。タスクバーが自動で消える

 “Microsoft Store”での価格は130円(税込み)となっているが、試用期間に制限がないので、実質的には寄付の窓口となっている。気に入ったら購入するとよい。

 ちなみに、初期設定で有効化されている[Auto]オプションを解除すると、ウィンドウを最大化しても自動ではタスクバーが消えなくなり、タスクトレイアイコンのダブルクリックでWindows標準の[デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す]オプションをON/OFFするようになる。本ソフトの趣旨を考えればオマケと捉えるべき機能だが、わざわざWindowsのオプションへアクセスするよりも手軽で、これはこれで便利な機能といえるだろう。

常駐ソフトの管理方法

 今回紹介したツールはすべてタスクトレイ常駐型のソフトで、スタートアップ(OSの起動時にアプリも起動するよう設定しておくこと)に登録しておくと便利だ。しかし、使っているうちに煩わしくなったり、公共の場で利用するなどの理由で一時的に無効化したい場合もあるだろう。

 もしアプリにスタートアップの可否を切り替えるオプションがあればそれを使ってもいいが、ストアアプリはOS側でスタートアップを一元管理できるようになっている。「設定」アプリの[アプリ]-[スタートアップ]セクションを利用すれば、わざわざアプリの設定画面を開かなくてもコントロール可能だ。

「設定」アプリの[アプリ]-[スタートアップ]セクション。“スタートアップ”で検索するとよい

 また、「タスク マネージャー」の[スタートアップ]タブでも管理できるので覚えておくとよい。

「タスク マネージャー」の[スタートアップ]タブ