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UWP版「OneNote」に手書き数式の認識と解法表示の機能が追加。インクの再生も可能に
「OneNote Web Clipper」には「Microsoft Edge」版が登場
2016年8月31日 14:05
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、公式ブログ“Office Blogs”で、8月に施されたデジタルノートアプリ「OneNote」のアップデート内容を公表した。Windows 10向け「OneNote」アプリ(UWP版)のインク機能が大幅に強化されたほか、ブラウザー拡張機能「OneNote Web Clipper」にもいくつかの改善が盛り込まれている。
まず、UWP版「OneNote」アプリに“数値演算”機能が追加された。この機能を利用すれば、手書きの数式を認識したり、それを解いたりすることが可能。ステップバイステップで解法を示すこともできるので、数学の学習にも役立つ。
また、インクの再生機能が追加されたのも大きな改善点。リボンの[表示]タブにある[再生]ボタンをクリックすると、手書きのノートが完成するまでの手順を時系列順に再現することができる。再生するエリアは、キャンバス全体またはドラッグで選択した部分のどちらかを選択可能。コンテンツの制作過程やアイデアが具体化されるまでの過程を他の人と共有したい場合などに活用したい。
さらに、インクを確定した後でその太さと色を変更する機能が搭載。ペンの種類として新たに“鉛筆”が追加され、あたかも紙へ鉛筆でスケッチしているかのような感覚でアイデアをメモできるようになった。ただし、この“鉛筆”機能を利用するには“Windows 10 Anniversary Update”へのアップデートが必要となる。
一方「OneNote Web Clipper」では、閲覧中のWebページに簡単な説明をつけて保存するブックマーク機能が追加。Webページの画像やテキストを選択し、右クリックメニューからクリップする機能も搭載された。また、「Microsoft Edge」版が新たにラインナップされ、“Microsoft ストア”から簡単に導入できるようになっている。
ソフトウェア情報
- 「OneNote」Windows 10版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10/Windows 10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 17.7341.57671.0(16/08/30)