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「Thunderbird 52」では23件の脆弱性が修正 ~インストーラーの配布も開始

4段階中最高の“Critical”が7件など

Mozilla Foundationが公開したセキュリティアドバイザリ

 Mozillaは、「Thunderbird 52」で修正された脆弱性の内容を公表した。また、自動更新機能によるアップデートに加え、インストーラーの配布も開始されている。

 Mozilla Foundationが公開した(セキュリティアドバイザリ)によると、今回修正された脆弱性の件数は全部で23件。深刻度の内訳は、Mozilla基準で4段階中最高の“Critical”が7件、上から2番目の“High”が4件、上から3番目の“Moderate”が7件、最低の“Low”が5件となっている。「Thunderbird」は初期設定でJavaScriptが無効になっているため「Firefox」ほどのリスクはないが、有効にしている場合は注意したい。

 なお、新機能や重要な更新点に関しては、下記リンクにある記事を参照のこと。また、レンダリングエンジンが「Firefox 52」相当へ更新されたことにより、アドオンの一部が正常に動作しなくなっているようなので注意したい(参考記事)。

 「Thunderbird」は64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。インストール済みの場合は、4日(米国時間)から自動更新機能によるアップデートが提供されている。