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築地初号系活字を下敷きにした見出し用明朝体「したたる明朝初号」 ~商用利用OK

ロック、ホラー、時代劇……端正な明朝では物足りない“強い言葉”のために

「したたる明朝初号」(「BOOTH」より引用)

 「しっぽり明朝」などの制作で知られるフォントダスが8月3日、新しいフォント「したたる明朝初号」をリリースした。

 「したたる明朝初号」は、かつて新聞や雑誌の見出しに使われたという築地系初号活字を下敷きにした明朝体フォント。仮名の筆脈をつなげられるだけつなぎ、より“魅せる”書体としてリメイクしたといい、作者は『墨の湿度と妖しさをまとった』書体と表現している。ロック、バイオレンス、ホラー、時代劇、エロスまで、端正な明朝では物足りない“強い言葉”のための書体だとしている。

 興味深いのは、OpenTypeフォントの「Stylistic Sets」機能に対応しているところ。『と』や『し』など、一部の文字には古風で癖のある字形が収録されているが、それでは都合が悪い場合は、「Adobe Illustrator」などで簡単に字形を切り替えられる。



 ちなみに、漢字には「源ノ明朝」の派生フォントである「源流明朝」の字形を、エッジに丸みを加えて収録。文字を大きく拡大しても違和感がないように仕上げられている。また、濁点付きの仮名、いわゆる“濁点喘ぎ”にも対応。ハートマークにも濁点が用意されている。

 「したたる明朝初号」は現在、「BOOTH」から無償でダウンロード可能。ダウンロードの際は、「pixiv」のアカウントが必要だ。ライセンスは「SIL Open Font License」(OFL)で、個人利用・商用にかかわらず無償。Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

 含まれているフォントファイルは、以下の4つ。通常版と「B1」版があり、それぞれOpenType(.otf)とTrueType(.ttf)がある。

  • ShitataruMinchoShogoB1-EB.otf
  • ShitataruMinchoShogoB1-EB.ttf
  • ShitataruMinchoShogo-EB.otf
  • ShitataruMinchoShogo-EB.ttf

 「B1」は写植が使われていた時代によく見られた、画線の交差部分のボケ足(墨だまり)を再現したバージョンだ。

収録されているフォントファイルは4種類

ソフトウェア情報

「したたる明朝初号」
【著作権者】
フォントダス(只野凡字) 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(26/08/03)