ニュース
「Unicode 18.0」がリリース ~秦代の「小篆」、女真文字を追加。新しい絵文字は9種
13,007文字が追加。収録文字数の総計は172,808文字に
2026年9月18日 17:45
The Unicode Consortiumは9月16日(米国時間)、「The Unicode Standard, Version 18.0」を公開した。昨年9月の「Unicode 17.0」に続くメジャーアップデートで、13,007文字が追加。収録文字数の総計は172,808文字となった。
新たに追加されたスクリプト(特定の言語や書記体系に関連する文字集合)は、以下の3つ。
- Proto-Cuneiform(原楔形文字の数字)
- Jurchen:中国東北部で金の時代に用いられた女真文字
- Seal:秦の時代(紀元前200年ごろ)にさかのぼる、中国で文化的に重要な篆書(「小篆」)
なかでも「小篆」は今回最大の追加で、11,328文字の表意文字が収録された。現在利用されている文字だけでなく、歴史上用いられていた文字をもカバーする姿勢が鮮明になった格好だ。
また、新しい記号として3つの通貨記号が追加された。これらの通貨記号は各国の当局が1年以上前から公式に利用を認めていたにもかかわらず、標準化された符号位置がないために利用が進んでいなかった。今回の「Unicode 18.0」リリースにより、ベンダーの対応が進むことに期待したい。
- U+20C2 RUFIYAA SIGN:モルディブの通貨「ルフィヤ」
- U+20C3 UAE DIRHAM SIGN:アラブ首長国連邦(UAE)の通貨「ディルハム」
- U+20C4 OMANI RIAL SIGN:オマーンの通貨「リアル」
絵文字は、以下の9つが追加された。
- ひび割れた顔(cracking face)
- 左向きの親指(leftwards thumb sign)
- 右向きの親指(rightwards thumb sign)
- オオカバマダラ(monarch butterfly)
- ピクルス(pickle)
- 灯台(lighthouse)
- 流星(meteor)
- 消しゴム(eraser)
- 柄付きの網(net with handle)
そのほかにも、異体字セレクターに関する適合性の記述が更新。どのような使い方が規格に適合し、どれが適合しないのかが明確化された。あわせて、目に見えない異体字セレクターの並びが最新のAIアプリケーションへの攻撃に使えるという研究結果を踏まえ、実装への推奨事項が追加された。規格に適合しない使い方をテキスト上で見えるようにすることで、こうした攻撃を抑制するためだ。
また、「Unicode 18.0」の公開に合わせ、未対応の文字を、その種類がわかる代替記号で表示するフォント「Last Resort Font」もv18.000へ更新されている。























