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人気のGoogle Chrome拡張機能「The Great Suspender」がアカウント乗っ取りの被害に

現在は復旧済み

一時的に停止された「The Great Suspender」(“GitHub”のイシューより引用)

 「Google Chrome」向けの人気拡張機能「The Great Suspender」がアカウント乗っ取りの被害に遭っていたことが6日(日本時間)、明らかになった。

 「The Great Suspender」は、「Google Chrome」で利用していないタブを一時停止し、自動的にリソースを開放する拡張機能。「Google Chrome」のメモリ利用量を削減し、動作を軽くすることができることから、多くの愛用者を抱える。

 アカウントの乗っ取りが判明したのは、「The Great Suspender」の自動更新によりタブが失われる問題が“GitHub”プロジェクトへ報告されたことがきっかけ。開発者が“ストア”アカウントへのアクセスを失い、勝手にv6.22というバージョンが配信されていたことが明らかになった。

 幸いv6.22で行われたのはバージョンの書き換えだけで、悪質なコードは含まれていなかったようだが、放置しておけば攻撃に悪用される恐れがある。そのため、Google社の協力を得て、拡張機能の自動停止とアカウントの復旧が行われた。

 なお、ソースコードを管理している“GitHub”のアカウントは乗っ取りの被害に遭っていないとのこと。現在は、“ストア”のアカウント、拡張機能ともに復旧され、修正済みのv6.30がリリースされている

ソフトウェア情報

「The Great Suspender」
【著作権者】
suspensionlabs 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.30(17/06/06)