NEWS(09/12/21 14:59)
Win7搭載PCを無線LANアクセスポイント・ルーター化する「Connectify」が正式版に
仮想AP機能に対応しない古い無線LANアダプターもアドホック接続で利用可能
米Connectifyは21日(現地時間)、無線LAN機能搭載のPCを無線LANアクセスポイント兼ルーター化して、各種モバイル機器などとインターネット接続を共有可能にするソフト「Connectify」の正式版となるv1.0を公開した。Windows Server 2008 R2/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、ダウンロードの際は簡単なユーザー登録が必要。
本ソフトは、Windows 7で追加された“Virtual WiFi”機能と“SoftAP”機能を利用して、1つの物理的な無線LANアダプター上へ、仮想アクセスポイント機能(以下、仮想AP機能)とルーター機能を同時に構築可能。たとえば、無線LANや3G回線などを経由してインターネットへ接続されたノートPCで本ソフトを使えば、Wi-Fi対応の各種モバイル機器とインターネット回線を共有できる。
以前窓の杜で紹介したベータ版からの変更点は、仮想AP機能に対応しない古い無線LANアダプターでも、アドホック接続で一時的にワイヤレスネットワークを作成することでインターネット接続を共有し、ルーターとして運用可能になったこと。これにより、ルーター化に対応する無線LANアダプターが著しく拡大した。また、仮想AP機能に対応した無線LANアダプターでは、動作モードをアクセスポイントモードとアドホックモードの2種類から選択可能。
そのほか、複数ユーザーがログインするサーバー環境での利用に対応したほか、スリープや休止状態からの復帰にも対応。CPU利用率の改善なども施されている。
なお、本ソフトはWindows 7 Starter Editionには対応していないので注意。
- 【著作権者】
- Connectify
- 【対応OS】
- Windows Server 2008 R2/7/Server 2008 R2 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0 - 1.0.0.13874(09/12/21)