いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】シートが多すぎると切り替えが煩わしい問題を解決する3つの方法

ワークシートの切り替えに[>]や[<]をクリックするのは非効率

シートの数に関係なく覚えておきたいテク

 ファイルを開いた際、目的のワークシートを探すのに手間取ることはありませんか? 例えば、月単位や部署単位の売上管理といったファイルには、複数のワークシートが含まれていることがあります。

複数のワークシートが含まれている場合、右側のシートタブが非表示になります。[>](①)を何度もクリックしてスクロールしていませんか? なお、横スクロールバーは[︙](②)をドラッグして伸縮可能です。使いやすいサイズに調整しておくことをおすすめします

 画面の右側に隠れているシートタブに切り替える場合、[>]を何度もクリックしてスクロールしているのではないでしょうか。そして、左側のシートに戻す時には[<]を……、と操作するのは効率的ではありません。ショートカットキーとシートの一覧を表示する方法を覚えておきましょう。

定番の[Ctrl]+[PageDown]/[PageUp]

 [Ctrl]+[PageDown]キーで右側、[PageUp]キーで左側のシートタブに切り替えられます。[PgDn]や[PgUp]と表記されるキーボードもあります。また、ノートパソコンのキーボードなどでは、矢印キー([↓]/[↑])に印字されており、[Fn]キーとの同時押しが必要になることがあります。

シートタブの切り替えには[Ctrl]+[PageDown]/[PageUp]キーが定番です。キーボードによっては[PgDn]や[PgUp]と表記されていることもあります。なお、左右の[Ctrl]キーはどちらを押しても構いません
矢印キーに[PgDn]や[PgUp]と印字されているキーボードでは、[Fn]との組み合わせが必要になります
[Ctrl]+[PageDown]キーを押します(③)
右側のワークシートに切り替わりました(④)。[Ctrl]+[PageUp]キーを押します(⑤)
左側のワークシートに切り替わりました(⑥)

[F6]キーを押してから[→]/[←]キー

 前述のように、矢印キーに[PgDn]/[PgUp]が印字されているキーボードでは、[Fn]と組み合わせます。例えば、右側のシートタブに切り替える場合は[Ctrl]+[Fn]+[↓]キーを押す必要があります。

 3つのキーを押すのが煩わしければ、[F6]キーを試してみてください。シートタブにフォーカスが移ります。その状態で[→]/[←]キーを押してみましょう。

[F6]キー(⑦)を押すと、シートタブが選択された状態になります(⑧)。そのまま[→]キーを押します(⑨)
右側のシートタブが選択された状態になります(⑩)。[Enter]キー(⑪)を押します
ワークシートが切り替わり、編集できるようになります(⑫)

 [PgDn]/[PgUp]が独立していて、[Fn]キーと組み合わせる必要のないキーボードでも、[F6]⇒[→]⇒[Enter]のように操作したほうがスムーズに感じるかもしれません。好みの操作を選びましょう。左側のシートタブに移動する時は[F6]⇒[←]⇒[Enter]です。

一覧から目的のワークシートを選択する

 例えば、左端のワークシートを操作している時に、右端のワークシートに切り替えたい場合は、ショートカットキーの操作でも手間取ります。ワークシートの一覧を表示して、目的のワークシートに直接切り替える方法も覚えておきましょう。

[<]または[>](⑬)を右クリックします
[シートの選択]ダイアログボックスが表示されるので、目的のワークシートを選択して(⑭)、[OK](⑮)をクリックします
選択したワークシートに切り替わりました

 ワークシートの切り替えは頻繁に繰り返す操作です。省力化して効率良く作業できるようにしておくと時短に効果的です。なお、新しいワークシートを追加する[Shift]+[F11]キーも覚えておくと便利ですよ。