NEWS(11/11/30 17:44)

25名まで参加可能なオンライン会議機能が追加された「TeamViewer 7」が正式公開

リモート接続機能も大幅強化。マルチモニター対応やD&D操作によるファイル転送も

「TeamViewer」v7.0.12142「TeamViewer」v7.0.12142

 独TeamViewer GmbHは29日(現地時間)、リモートデスクトップソフト「TeamViewer」の最新版v7.0.12142を正式公開した。「TeamViewer 7」はベータ版が15日(現地時間)に公開されており、12月初めの正式公開が予定されていた。

 v7.0の大きな変更点は、25名まで参加可能なオンライン会議機能“インスタント会議”が追加されたこと。インスタント会議を主宰する“プレゼンター”のデスクトップを会議の参加者全員と共有できる。画面の共有は、デスクトップ全体だけでなく、指定したアプリケーションのみを指定することも可能。チャットやホワイトボードを利用したコミュニケーション機能や、ファイルの送受信機能も併用できる。

プレゼンターのデスクトップを会議の参加者全員と共有プレゼンターのデスクトップを会議の参加者全員と共有

参加者から“プレゼンター”のデスクトップをみた様子参加者から“プレゼンター”のデスクトップをみた様子

デスクトップ全体だけでなく、指定したアプリケーションのみを指定することも可能(プレゼンター側)デスクトップ全体だけでなく、指定したアプリケーションのみを指定することも可能(プレゼンター側)

参加者側からはプレゼンターが指定したアプリケーションの画面のみが閲覧できる参加者側からはプレゼンターが指定したアプリケーションの画面のみが閲覧できる

 また、リモートデスクトップ機能も大幅に強化されている。画面の転送速度やファイルの送信機能の向上はもちろん、マルチモニター環境のサポートや、接続先PCごとに個別の接続設定を作成して保存する機能の追加などが施された。加えて、ドラッグ&ドロップ操作によるローカル・リモート間のファイル転送にも対応している。

マルチモニター環境のサポートマルチモニター環境のサポート

接続先PCごとに個別の接続設定を作成して保存する機能が追加接続先PCごとに個別の接続設定を作成して保存する機能が追加

 さらに、スクリーンショット機能が搭載され、静止画および動画によるリモートセッションの保存が可能になった。撮影した動画は“TVS”という拡張子の独自形式として保存される仕組みで、本ソフトの[その他]-[記録セッションの再生または変換]メニューから再生可能。AVI形式などに変換することもできる。

リモートセッションを動画で保存リモートセッションを動画で保存

撮影した動画は“TVS”という拡張子の独自形式として保存され、本ソフトで閲覧可能。また、AVI形式などに変換することもできる撮影した動画は“TVS”という拡張子の独自形式として保存され、本ソフトで閲覧可能。また、AVI形式などに変換することもできる

 「TeamViewer」は、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/Home Server/Server 2008/7/Home Server 2011に対応しており、個人の非商用に限り無償で利用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、本ソフトを商用利用するには有償のライセンスを購入する必要がある。ライセンスの価格は、最下位の“Business”ライセンスで55,300円(税込み)。

【著作権者】
TeamViewer GmbH
【対応OS】
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Home Server/Server 2008/7/Home Server 2011
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の非商用利用のみ)
【バージョン】
7.0.12142(11/11/29)

(柳 英俊)