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FoxitJapan、さまざまな方法でファイルをPDF変換可能になった「Foxit J-Reader 6.0」
本ソフト上のほか、同梱の仮想プリンターや「MS Office」アドインからもPDF変換可能
(2013/9/3 10:28)
(株)FoxitJapanは2日、多機能PDFビューワー「Foxit Reader」の日本語版「Foxit J-Reader Plus」の最新メジャーバージョンアップ版「Foxit J-Reader 6.0」を公開した。最新版の主な変更点は、さまざまな方法でファイルをPDFファイルへ変換する機能が追加されたこと。
たとえば、[ファイル]メニューの[作成]サブメニューからは文書・画像ファイルを選択してPDFファイルへ変換できるほか、スキャナーから読み取った画像やクリップボード内の画像をPDFファイルへ変換できる。また、空白ページを作成し、本ソフトの編集機能を使って一から文書を作成することも可能。
さらに、同梱の仮想プリンター“Foxit Reader PDF Printer”を利用し、他ソフトの印刷機能を通じてPDFファイルへの変換を行うことも可能になった。“Foxit Reader PDF Printer”では、PDFのバージョンを1.3~1.7の間で選択したり、解像度を指定できるほか、埋め込むフォントを選択するといった操作が可能。
そのほか、同梱の「Microsoft Word」「Microsoft PowerPoint」「Microsoft Excel」用のアドイン「Foxit Reader PDF」を利用してOffice文書をPDFへ変換することもできる。「Foxit Reader PDF」は、インストールすると追加される[Foxit Reader PDF]リボンから利用でき、ただPDFファイルへ変換するだけでなく、変換したPDFを添付した状態でメールソフトの新規作成画面を開くことが可能。
加えて、文書にスタンプを付加する“スタンプ”機能や、手書きの署名を付加する“PDF サイン”機能が追加された。“スタンプ”機能は[注釈]リボンの[スタンプ]ボタンから利用でき、“重要”“親展”“見本”といった赤字のスタンプや、日付とユーザー名が自動で挿入されるスタンプなどが用意されているほか、画像などを使ってオリジナルのスタンプを作成することも可能。
“PDF サイン”機能は、[保護]リボンの[PDF サイン]ボタンから利用でき、本ソフト上でマウスを使って署名を書いたり、任意の画像を署名として付加できる。署名は複数登録しておき、後から再利用することが可能。
さらに、PDFファイルに複数のファイルを添付した“PDFポートフォリオ”の読み込みに対応したほか、“PDFポートフォリオ”内の文書を一括検索することも可能になった。また、PDFファイルを「Evernote for Windows」へノートとして送る機能が追加されたほか、中央で綴じて本のような形にするために1枚の用紙へ2ページを印刷する“小冊子”形式での印刷が可能になっている。
このほか、フォームをオンラインで送信する際にホワイトリストに登録した送信先以外はブロックする機能も追加された。また、サイドバーに注釈を表示した際に“ステータス”で並べ替えられるようになるなど注釈機能が強化されている。
本ソフトは、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Foxit J-Reader」
- 【著作権者】
- Foxit Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8(64bit版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.0.4.0719(13/09/02)