VRヘッドセット向けベンチマーク「VRMark」をプレビュー搭載した「3DMark」v2.0

「3DMark」v2.0.1979

　フィンランドのFuturemark Corporationは6日（現地時間）、定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の最新版v2.0.1979を公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　本バージョンの目玉は、VRデバイス向けのベンチマークテスト「VRMark」がプレビュー版として追加されたこと。「VRMark」は有償の“Advanced（24.95米ドル）”“Professional（995.00米ドル）”の両エディションでのみ利用可能で、2つのテストシーンが“Oculus Rift”および“HTC Vive”で楽しめるという。なお、VRヘッドセットがない場合でも通常のモニターでテストを実行できるとのこと。

　さらに、無償の“Basic”エディションで“Ice Storm Unlimited”と“Ice Storm Extreme”の両テストが利用できるようになった。ハードウェア情報を取得するモジュール“SystemInfo”のアップデートや、いくつかのAMD製グラフィックスカードで発生していた問題への対策なども盛り込まれている。

　そのほかにも、ホーム画面のデザインが一新され、利用しているシステムにあったテストが表示されるようになった。また、「3DMark」の内部設計を見直したことで、それぞれのベンチマークを個別に更新できるようになった。必要なテストのみをインストールできるため、セットアップにかかる時間の短縮が期待できる。