レビュー

“FlashAir”から手軽に写真を無線転送できるChromeアプリ「Yokin's FlashAir Sync」

「Google Chrome」が動作するならばどんな環境でも利用可能

「Yokin's FlashAir Sync」v0.9.5

 「Yokin's FlashAir Sync」は、東芝製のWi-Fi内蔵SDカード“FlashAir”から写真をPCへダウンロードするための「Google Chrome」向けアプリ。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v51.0.2704.106で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 本アプリの特徴は、「Google Chrome」用のアプリケーションとして動作するところ。「Google Chrome」が動作するならばどんな環境でも利用可能で、作者によると、Windows XP/7/8/8.1/10、Ubuntu 15、OS X 10.10(Yosemite)、Chrome OSで動作を確認しているという。日頃からWindows以外のOSを利用する頻度が高く、クロスプラットフォームに対応した“FlashAir”クライアントを探しているユーザーならば、選択肢に入れておきたいツールだ。Windowsしか使わないユーザーにとっても、Chromeアプリのセットアップの容易さは魅力に映るかもしれない。

 利用するには、まず“FlashAir”のWi-FiへPCを接続し、「Google Chrome」から「Yokin's FlashAir Sync」を起動する。URLの入力を求めるダイアログが現れるので、“FlashAir”のURL(“http://flashair”など)を入力しよう。すると、メイン画面に“FlashAir”内にあるフォルダーとファイルがサムネイル表示で一覧表示される。

起動するとURLの入力を求めるダイアログが現れるので、“FlashAir”のURLを入力
メイン画面に“FlashAir”内にあるフォルダーとファイルがサムネイル表示で一覧表示される

 写真を個別に閲覧・ダウンロードしたい場合は、サムネイル上へマウスカーソルを移動させると現れる小さなボタンが利用できる。また、指定したフォルダーへ写真を自動でダウンロードする機能も搭載。ツールバー右側のボタンで保存先フォルダーを指定し、転送モードを自動転送に切り替えれば、“FlashAir”のファイルが自動的にダウンロードされる。

 画面のデザインはシンプルでどちらかというと無骨だが、画面右上にあるインジケーターで“FlashAir”の接続と電源の状態を簡単に把握できるなど、使い勝手は悪くない。転送待ちのファイルはサムネイルの下部が青に、転送済みのファイルは緑に塗り分けられるほか、転送状況の進捗バーを表示する機能も備えているので、ダウンロードの状況も容易に把握できる。

ソフトウェア情報

「Yokin's FlashAir Sync」
【著作権者】
Yokinsoft
【対応OS】
Windows/Linux/Mac/Chrome OSなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.9.5(15/07/29)