レビュー

マルチユーザー対応のマルチカラム型Twitterクライアント「Tweeten for Windows」

「TweetDeck」をベースにしたスタンドアロン型アプリ

「Tweeten」v3.3

 「Tweeten for Windows」は、マルチユーザー対応のマルチカラム型Twitterクライアント。Windows 7/8/10に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからベータ版をダウンロードできる。

 「Tweeten」は、Twitterが公式に提供しているWebアプリケーション型のクライアント「TweetDeck」を“より小ぎれいに(prettier)”なるよう改造を施したバージョン。「Google Chrome」版と「Microsoft Edge」版が存在するほか、“Electron”で開発されたWindows/Mac対応のスタンドアロンアプリ版が存在する。このスタンドアロンアプリ版は、すでにサポートが打ち切られた「TweetDeck for Windows」の代替として有力だ。

 本ソフトは、「TweetDeck」へスキンをかぶせたような設計になっているため、基本的な機能は「TweetDeck」とほぼ共通。さまざまな種類のタイムラインを“カラム”として並べて同時に閲覧できるのはもちろん、メインとなるアカウントのほかに複数のアカウントを紐づけ、それらのアカウントのタイムラインをカラムとして追加したり、ツイートをそれらのアカウントへマルチポストすることもできる。

 さらに、カラムのレイアウトを自由にカスタマイズしたり、時刻を指定してツイートする予約投稿機能といった「TweetDeck」でお馴染みの人気機能もそのまま利用可能。アカウントの設定やカラムのレイアウトといったカスタマイズは、「TweetDeck」と「Tweeten」で共有されるようだ。

さまざまな種類のタイムラインを“カラム”として並べて同時に閲覧
新規にツイートを投稿する際にその投稿先のアカウントを選択できる

 「Tweeten」独自の機能としては、フルスクリーン表示(ブラウザーが対応しているならば「TweetDeck」でも可能)や常に最前面へ表示する機能などが挙げられる。また、右クリックメニューの[settings]コマンドから設定ダイアログを呼び出して、デザインや挙動をカスタマイズすることも可能。たとえば、ダークテーマへ切り替えたり、カラムの幅を調整することができる。また、ツイートのリアクションコマンドを常に表示したり、ツイートとツイートの間に境界線を表示するといったことも可能だ。

右クリックメニューからフルスクリーン表示や常に最前面へ表示することが可能
設定ダイアログではダークテーマへの切り替えやカラム幅の調整も

ソフトウェア情報

「Tweeten for Windows」
【著作権者】
Mehedi Hassan 氏、Gustave M. 氏
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
BETA 3.3(16/08/22)