レビュー
暗号化されたレジストリ項目をスキャンして復号できるツール「EncryptedRegView」
ローカルシステムだけでなく、外付けハードディスクに保存されたレジストリにも対応
2017年1月27日 06:00
「EncryptedRegView」は、レジストリをスキャンして暗号化されたデータを読み取るツール。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“DPAPI(Data Protection API:データ保護API)”で保護されたレジストリ項目をスキャンして、発見されたデータを復号するツール。ローカルシステムだけでなく、外付けハードディスクに保存されたレジストリにも対応する。Microsoft製品やサードパーティ製アプリの暗号化データへアクセスしたい場合に役立つだろう。
本ソフトを起動すると[Advanced Option]ダイアログが表示されるが、ローカルのユーザーデータのみをスキャンする場合は、そのまま[OK]ボタンを押せばよい。スキャン処理が始まり、検出された暗号化レジストリ項目とその復号結果がリストビューに表示される。
もしシステムで管理されているレジストリをスキャン対象に含めたいならば、ダイアログの一番上にあるチェックボックスをONにして[OK]ボタンを押し、本ソフトを管理者権限で再起動すればよい。外付けハードディスクのレジストリをスキャンしたい場合は、ダイアログのプルダウンメニューを切り替え、Windowsのログインパスワードやレジストリ ハイブのパスなどといった必要項目を入力してから[OK]ボタンを押そう。
リストビューで確認できるデータは、レジストリキーのパスや値の名前、復号されたデータ、暗号化に利用されたアルゴリズム、キーファイルのパスなどだ。それぞれのデータの詳細情報を一覧したい場合は、列をダブルクリックしてプロパティ画面へアクセスするとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「EncryptedRegView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00
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