REVIEW(11/07/11)

タスクバー風のフォルダ専用ランチャー「Quick Access Bar」

その外観と使い勝手はフォルダに特化した“クイック起動”のよう

「Quick Access Bar」v1.5.0「Quick Access Bar」v1.5.0

 「Quick Access Bar」は、Windows 7ユーザーにオススメのフォルダ専用ランチャー。Windows Vista/7および同64bit版に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には、.NET Framework 2.0以降が必要。

 Windowsのタスクバーの機能は、Windows 7とそれ以前でまったく異なる。Windows 7のタスクバーでは、アプリ起動ランチャーの機能がタスクボタンに統合されており、それ以前のWindowsにあったランチャー機能“クイック起動”が廃止されている。この変更は多くの場合で便利に働いているが、フォルダの登録に限っては不便な点がある。

 “クイック起動”では、複数のフォルダをそれぞれ区別して登録できる。一方Windows 7では、すべてのフォルダウィンドウが「エクスプローラ」というアプリケーションで一括りにされてしまうため、フォルダへのショートカットをタスクバー上に並べることができなくなった。

 そこでオススメするフォルダ専用ランチャー「Quick Access Bar」は、第二のタスクバーとして動作し、“クイック起動”のような使い勝手を提供してくれる。また、ドライブのルートフォルダを登録した場合に、ドライブの空き容量をボタン上へグラフ表示する機能も搭載。

 なお、ランチャー画面の表示位置はデスクトップの四辺から選べるが、タスクバーとランチャー画面の位置関係によってランチャー画面が正常に表示されないことがある。

【著作権者】
Daniel Martinek 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.5.0

(中井 浩晶)