杜のAndroid研究室

端末の種類を問わず無料で音声・テキストチャットができる「Skype」

複数人でのテキストチャットにも対応

(11/02/02)

「Skype」「Skype」

 スマートフォン向けOS“Android”用アプリのライブラリサービス“Androidマーケット”(以下、“マーケット”)には、日々すばらしいアプリが次々と登場している。しかし現在のマーケットは人気アプリや定番アプリにたどり着くための仕組みが弱く、大量のアプリを前に途方にくれてしまう場面も多い。そこで『杜のAndroid研究室』では、さまざまなテーマに沿って窓の杜スタッフが厳選したアプリを紹介していく。今回は、au端末向けに先行公開され、1月にそのほかのキャリアでも利用可能になった音声・テキストチャットアプリ「Skype」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介する。

Windows/Mac/iOSなど端末の種類を問わずに音声・テキストチャット

 「Skype」は、インターネットを介して音声・テキストチャットができるアプリ。「Skype」がインストールされていれば、Windows/Mac/iOS/Androidなど端末の種類を問わずに、無料で音声・テキストチャットを行えるのが特長。また、海外にいてもインターネットに接続できれば、無料でチャットできるのがうれしい。さらに、有料の“Skypeクレジット”を購入したり、“月額プラン”に加入することで、世界中の固定電話や携帯電話へ電話をかけることもできる。

[コンタクト]タブから「Skype」の“コンタクト”と音声・テキストチャット

 画面はタブ切り替え型になっており、[コンタクト][発信][自分の情報][イベント]タブを切り替えて操作する。[コンタクト]タブには「Skype」の“コンタクト”に登録したユーザーがリスト表示され、ユーザーをタップするとそのユーザーの詳細情報画面に切り替わる。詳細情報画面にはユーザー情報のほか、[発信][チャット]ボタンが用意されており、[発信]ボタンで音声チャット、[チャット]ボタンでテキストチャットを開始することが可能。

 [発信]ボタンをタップすると相手のユーザーアイコンが拡大表示されるとともに音声チャットを行える。通常の携帯電話と同じようにチャットができるほか、スピーカー型ボタンをタップすれば、ハンズフリーでの会話を楽しめる。さらに、音声チャットを続けたまま、テキストチャットを同時進行で行うことも可能。

ユーザーの詳細情報画面ユーザーの詳細情報画面

音声チャット中の画面音声チャット中の画面

 [チャット]ボタンをタップすると、上部にテキストチャットの内容、下部にテキストの入力欄が表示された画面へ切り替わり、テキストチャットを行える。発言は発言者のユーザーアイコンからフキダシで表示される仕組み。複数人でのグループチャットにも対応しており、端末のメニューボタンから[参加者の追加]項目を選択することで、チャットにほかのユーザーを招待することができる。また、絵文字アイコン“エモーティコン”を利用することも可能。

テキストチャット画面テキストチャット画面

チャットにほかのユーザーを招待チャットにほかのユーザーを招待

 そのほか、[コンタクト]タブではメニューボタンから[追加]項目を選ぶことで「Skype」のユーザーを検索して“コンタクト”に追加することが可能。また、メニューボタンから[グループ]項目を指定すると[コンタクト]タブに表示するユーザーを“オンライン中のコンタクト”“最近のコンタクト”などから選択できる。

 テキストチャットの着信があった場合は通知音とともに[イベント]タブにアイコンが表示され、[イベント]タブから該当するチャットを開始することが可能。音声チャットの着信時はポップアップが表示され、ポップアップ上の[応答]ボタンを押すことで会話を始められる。

「Skype」のユーザーを検索「Skype」のユーザーを検索

音声チャット着信時のポップアップ音声チャット着信時のポップアップ

[発信]タブ[発信]タブ

 [発信]タブからは、電話番号を入力して固定電話などに電話をかけることが可能。“Skypeクレジット”を利用した際は、あらかじめ購入した金額から通話料金が引かれていく仕組みで、2月2日現在の固定電話への通話料金は1分2.66円。また、固定電話などの電話番号を“コンタクト”へ追加することも可能。

常駐させておくと電池の消耗が激しいので使い終わったらサインアウトしよう

 本アプリは起動すると必ず常駐する仕組みで、戻るボタンやホームボタンを押してもバックグラウンドで動作し続け、通知領域にアイコンが表示される。そのため、音声チャットの着信があった際は、本アプリの画面が表示されていなくてもポップアップが表示され、通話を開始できるほか、テキストチャットの着信も通知領域のアイコンで通知される。

 しかしその分、本アプリが起動していると電池の消耗が激しく、すぐに充電できない環境では常駐させておくのは現実的ではないだろう。本ソフトを終了するには[自分の情報]タブで端末のメニューボタンを押し、[サインアウト]項目からサインアウトしてから戻るボタンやホームボタンを押せばよい。

 また、標準ではAndroidの起動時に自動起動するように設定されているので、[自分の情報]タブのメニューボタンから設定画面を開き、“自動的に起動”チェックボックスをOFFにしておくとよいだろう。

[自分の情報]タブからサインアウト[自分の情報]タブからサインアウト

設定画面設定画面

【著作権者】
Skype Limited
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.831

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(長谷川 正太郎)