画像リサイズに特化した画像レタッチソフト。とくにデスクトップの壁紙用の画像を簡単に美しく拡大加工できるのが特長。PCモニターを買い換えたら愛用の壁紙が粗く汚い感じに表示されたり、ワイド画面に合わせると横に伸びてうまくフィットしなくなった、といった場合にお勧め。

　ドラッグ＆ドロップなどで元画像を読み込むと、ウィンドウ左側にプレビューが表示される。サイズ調節やシャープ化フィルター、リサイズメソッドなどのオプションを選んで［スケーリング！］ボタンを押すと、加工した画像が右側にプレビュー表示され、細部を元画像と比較したり、全体表示で確認可能。オプションは自由に選び直すことができ、気に入ったところでファイル保存すればOK。

　たとえばアスペクト比4:3の画像を16:9のワイドモニターに合うようリサイズしたい場合なら、左右を指定色で埋める“ボックス”、上下をカットする“サイドカット”、全体を均一に引き伸ばす“ストレッチ”のほか、ワイド画面テレビでおなじみ、画面中央から外側へ向かうほど引き伸ばし率を大きくする“フィット”も選べる。“ボックス”で両端をくもりガラス風にぼかすオプションも見た目がよくお勧めだ。

　また、リサイズメソッドは“Lanczos3”など7種類から選択可能。シャープ化フィルターも通常の“シャープ”と“ワープシャープ”をそれぞれ調整でき、イラスト用や写真用といったプリセットも用意されている。初心者から画像品質にこだわりたい人まで、幅広いニーズに対応できるだろう。