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四万十テック、育毛ソフト「窓の毛」を攻撃する新ウイルス“W64.Hage”を警告
毛を掃除するデスクトップキャラクター「ラララのおばちゃん」を配布中
(03/04/01)
(株)四万十テックは1日、昨年公開されブームを巻き起こしている育毛ソフト「窓の毛」を攻撃する新ウイルス“W64.Hage”を警告している。危険度「低」だが、被害状況、感染力共に「高」と設定し、注意を呼びかけている。パソコン内に“W64.Hage”が侵入すると、「窓の毛」を利用してウィンドウに生えた毛が、デスクトップ一面に次々と抜け落ちる。毛の抜け方もさまざまでバーコード型、M字型、10円型、さらに雲竜型、前方後円墳型などのタイプが確認されているという。レジストリの毛乳頭細胞を遺伝子レベルで書き換えるため、検疫・修復は難しいとのこと。現在のところ、抜け落ちた毛が付着したメールを受信すると感染することが確認され、ウイルス対策ベンダー各社ほか、(財)禿遺伝子総合研究所は“W64.Hage”に対応する駆除ツールの開発を行っているが、開発の目処は立っていないようだ。
また、編集部で確認したところ、なぜか四万十テックではデスクトップキャラクター「ラララのおばちゃん」を一時的に無料で配布している。「ラララのおばちゃん」は、デスクトップに散乱した毛をホウキで掃き、“ごみ箱”へ自動で捨ててくれるソフト。一度“W64.Hage”に感染してしまったパソコンに対する駆除は行えないが、2次感染を防ぐことが可能だ。なお、「窓の毛」の開発者であるW-Hair氏は、ホームページに「髪は長い友達」とたった一言コメントを残し姿を消してしまった模様。
□四万十テック
http://www.symantotec.co.jp/
□窓の社 - 【NEWS】ウィンドウに毛を生やして育てる環境改善ツール「窓の毛」v2.323
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/04/01/whair.html
(中丼 浩晶)