無償のイメージバックアップツール「AOMEI Backupper Standard」v3.5、定期実行を強化

「AOMEI Backupper Standard」v3.5

　中国のAOMEI Technology Co., Ltd.は12日、フリーの多機能イメージバックアップ・HDDクローン作成ソフト「AOMEI Backupper Standard」の最新版v3.5を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　「AOMEI Backupper Standard」は、指定したドライブやパーティションを丸ごとバックアップできるソフト。ドライブやパーティションの内容をそのままコピーしたクローンを作成することも可能。差分・増分バックアップ機能を備えており、ディスクの消費を極力抑えたバックアップが行えるほか、定期的にバックアップを行うスケジュールバックアップ機能など備えている。上位の有償版がラインナップされているが用途に制限はなく、個人利用・商用に関わらず利用できるのもうれしいポイント。

　今回のアップデートでは、スケジュールバックアップで4つのイベントトリガーがサポートされた。ユーザーのログオンとログオフ、システムの起動、そしてシャットダウンといったイベントの発生にあわせ、指定したバックアップタスクを実行することが可能。また、毎日一度だけ実行するデイリータスクをスケジュールできるようになった。

4つのイベントトリガーが新たにサポートされる

　さらに、メール通知機能も改善され、無償の“Standard”版ではメールサービスに“Gmail”と“Outlook.com”の2つが選択可能になった。ユーザー名とパスワードを入力するだけでメール送信のセットアップを完了できる。有償版ならSMTPの設定を自分でカスタマイズすることも可能だ。また、通知メールの書式としてプレーンテキスト形式とHTML形式が選択でるようになった。

メール通知機能も改善。メールサービスに“Gmail”と“Outlook.com”の2つが選択可能

通知メールの書式としてプレーンテキスト形式とHTML形式が選択でるように

　そのほかにも、バックアップ処理に伴うエラーの修正、使い勝手を向上するための仕様変更や改善が行われている。