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ランサムウェアからファイルを守る対策をさらに充実させた「ウイルスバスター クラウド」最新版
インストール済みアプリのバージョンを最新に保つ機能も搭載
2016年9月1日 16:19
トレンドマイクロ(株)は1日、統合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」最新版の発売を開始した。30日間試用できる体験版も、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
最新版「ウイルスバスター クラウド」(内部バージョンはv11.0)では、ランサムウェアへの対策が強化。ランサムウェアがファイルを暗号化する動きを検知・ブロックしたり、万が一ファイルが暗号化された場合に自動でファイルを復元する従来の対策とは一線を画した、まったく新しいアプローチに基づく対策が盛り込まれている。
新しいランサムウェア対策の特徴は、大切なデータにアクセスできるプログラムを信頼できるプログラムのみに限定したところ。“マイ ドキュメント”といった特定のフォルダーに対するアクセスを監視し、正規のプログラム以外がそのデータへアクセスするのを防止する“フォルダシールド”が搭載され、重要なデータがランサムウェアの被害にあることを未然に防止できるようになった。正規のプログラムに偽装する不正プログラムを検知する機能も新たに搭載されている。
また、インストール済みアプリを最新に保つ機能が搭載。「Adobe Acrobat Reader」や「Java」といったソフトのバージョンを定期的にチェックし、適用可能な修正プログラムが提供されている場合にポップアップで更新を促すことが可能で、古いアプリの脆弱性を悪用した攻撃からシステムを保護することができる。
「ウイルスバスター クラウド」は64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10に対応しており、1つのライセンスでPC、Mac、Amazonの“Fire タブレット”、Android/iOS搭載スマートフォンを最大3台まで保護することが可能。価格はダウンロード版で年額5,380円(税込み)などとなっている。
ソフトウェア情報
- 「ウイルスバスター クラウド」
- 【著作権者】
- トレンドマイクロ(株)
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 年間5,380円(税込み)など
- 【バージョン】
- 11.0.1158(16/09/01)