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“OneDrive”をクラウドからチェック可能になった「ウイルスバスター クラウド 10」
Windows 10対応。不正なSSL証明書を用いたサイトへのアクセス防止機能なども
(2015/7/29 18:10)
トレンドマイクロ(株)は29日、同社製の統合セキュリティソフト“ウイルスバスター”シリーズの最新版「ウイルスバスター クラウド 10」を発売した。最新版ではWindows 10に対応したほか、オンラインストレージ“OneDrive”内のファイルをチェックする“クラウドストレージスキャン”機能が追加された。
“クラウドストレージスキャン”機能は、オンラインストレージ“OneDrive”上のファイルをチェックするというもの。スキャンはトレンドマイクロのクラウド上にあるエンジンによって行われるため、ユーザーのPCに負荷をかけることなくスキャンが行え、スキャン開始後にローカルのPCを終了してもスキャンを継続可能。
また、“セキュリティ証明書チェッカー”機能が追加された。これは、アクセスしようとしたWebサイトのSSL証明書が偽装されたものだった場合、Webサイトへのアクセスをブロックするというもの。不正な証明書によって正規のWebサイトと通信を行っているかのように見せかける中間者攻撃を防ぐことができるという。
さらに、不要なプログラムによる広告などを抑止できるようになった。ユーザーの操作を中断させるような広告や不快な広告を大量に表示させるプログラムや、誇張もしくは偽の通知を表示させるプログラムを検出可能。
そのほか、プライバシーに関する機能の強化が行われている。情報漏えい対策の機能が強化され、事前にマイナンバーの一部を登録しておくことでマイナンバーがWebサイトやメール、メッセンジャーを通じて外部へ送信されることを防ぐことが可能。また、“プライバシー設定チェッカー”機能の強化によって、Facebook上で利用できるアプリがメッセージを投稿する際の公開範囲をチェックできるようになった。
本ソフトは、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10に対応するシェアウェアで、30日間試用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。価格は、1年間利用可能な“1年版”が同社のダウンロード販売で5,380円(税込み)など。パッケージ版は9月4日に発売が予定されている。
ソフトウェア情報
- 「ウイルスバスター クラウド 10」
- 【著作権者】
- トレンドマイクロ(株)
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 年間5,380円(税込み)など
- 【バージョン】
- 10.0.1150(15/07/29)