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Markdownに対応したプログラマー向けメモツール「Kobito for Windows」がv2.0に

一部データの互換性が失われているので注意

「Kobito for Windows」v2.0

 プログラマー向けの技術情報共有サイト“Qiita”を運営するIncrements(株)は5日、情報記録・共有ソフト「Kobito for Windows」の最新版v2.0.1を公開した。現在、“Qiita”のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「Kobito」は、“Electron”ベースのプログラマー向けメモアプリ。“Qiita”や“GitHub”でお馴染みの“Markdown”記法を利用してドキュメントを記述できるのが特徴。各種プログラミング言語の構文色分けにも対応しているため、ソースコードを交えたドキュメントの作成に向いている。また、書き溜めたメモは「Kobito」に記録されるためファイル管理が不要な点や、検索機能で書き溜めたメモから目的のものを素早く見つけ出せる点、“Qiita”や“Qiita:Team”への投稿が可能な点なども特徴といえる。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、“Qiita:Team”のグループ機能を新たに搭載。“Electron”のアップデートや「游明朝体」フォントの表示改善などが行われた。前回紹介したv1.2からは、脚注や絵文字のプレビュー対応、ファイルの読み込み・書き出し機能のサポート、編集中の本文を検索する機能の追加などが行われている。

 ただし、セキュリティ強化のため一部データの互換性が失われているので注意。v1.x系統の最新版にデータのダンプファイルを出力する機能が追加されているので、これを利用してデータをエクスポートし、v2.0でそのダンプファイルを読み込む必要がある。

 「Kobito for Windows」はWindows 7/8.1に対応しており、編集部にてWindows 10で動作を確認した。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることもできる。

ソフトウェア情報

「Kobito for Windows」
【著作権者】
Increments(株)
【対応OS】
Windows 7/8.1(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1(16/09/05)