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PC/Mobile向け「Windows 10 Insider Preview」Build 14926が“Fast”リングで配信開始

“スヌーズ”機能が「Microsoft Edge」へ試験的に搭載される

「Windows 10 Insider Preview」Build 14926

 米Microsoft Corporationは14日(現地時間、以下同)、Windows 10の次期メジャーアップデートのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 14926を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。PC版とモバイル版の両方がリリースされている。

 本ビルドでは、“スヌーズ(Snooze)”機能が「Microsoft Edge」へ試験的に搭載された。タブの右クリックメニューから[Snooze]コマンドを選択するとパーソナルアシスタント“コルタナ”が起動し、タブをリマインダーとして登録することができる。あらかじめ設定した時間が経過するとタブがリマインドされ、アクションセンターなどから開き直すことができるため、あとで読むタブを開きっぱなしにしておく必要がなくなる。

“スヌーズ”機能が「Microsoft Edge」へ試験的に搭載される

 さらに、モバイル版ではWi-Fiの設定画面がアップデートされ、PC版の画面との共通化が図られた。ただし、新しい設定画面はまだ移行が完全ではなく、旧版に比べて機能が不足しているので、当面の間は旧版の提供も継続されるという。また、ルーターの“WPS(Wi-Fi Protected Setup)”機能を利用してネットワークへ接続する機能が追加された。

 そのほかにも、フィードバックが多く寄せられていた「Insider Preview」のアップデートに関わる問題を改善。これまでは「Insider Preview」をアップデートするたびにビルトインアプリが再インストールされるので、ビルトインアプリの利用を望まない場合はいちいち手動で削除する必要があったが、これからはアップデート前の状態が保持されるようになるという。また、PINでログインする際に“Num Lock”の状態にかかわらずパスワード欄に数字が入力されるようになるなど、細かな使い勝手の改善も図られている。

 なお、古い「Insider Preview」を利用している場合は有効期限が近付いている場合があるので注意。一部の古い「Insider Preview」では9月15日より1日1回有効期限が通知され、そのまま放置すると10月1日から3時間おきに再起動がかかるようになり、その後10月15日にはPCが完全に起動しなくなるとのこと。古い「Insider Preview」を利用している場合は、“Windows Update”からBuild 14926へアップデートすることが推奨されている。なお、今回リリースされたBuild 14926の有効期限は2017年の5月1日までとなっている。