「Windows 10 Insider Preview」Build 14971が公開、「Edge」でEPUBを閲覧可能に

「Windows 10 Insider Preview」Build 14971

　米Microsoft Corporationは17日（現地時間）、Windows 10の次期メジャーアップデートのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 14971を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。今回はPC版のみのリリースとなっている。

「Microsoft Edge」にEPUBリーダー機能が搭載

　Build 14971では、「Microsoft Edge」にEPUBリーダー機能が搭載。著作権保護されていないオンラインのEPUB形式電子書籍を「Microsoft Edge」でそのまま閲覧できるようになった。このEPUBリーダーでは、テキストサイズやフォントを変更したり、セピア色や黒色の背景へ切り替えたり、ブックマーク（しおり）を付けたりすることが可能。また、特定のキーワードやフレーズを検索するのに音声アシスタント“コルタナ”を利用することもできる。

　さらに、「ペイント」アプリの3D対応後継版「Paint 3D Preview」が本ビルドからWindows 10に同梱される。現行版でサポートされている言語は英語のみだが、今後対応言語を拡充していくという。また、「Office（ベータ版）を入手する」アプリがv2.0へとアップデートされ、単なるお役立ちリンクを集めたアプリから、オフィスアプリのインストールやドキュメントの管理が行える総合アプリへと刷新された。

「Paint 3D Preview」が本ビルドからWindows 10に同梱

、新しい「Office（ベータ版）を入手する」アプリ

［Windows］＋［X］キーで呼び出せるメニューから利用できる規定のシェルが「コマンド プロンプト」から「PowerShell」へ

　そのほかにも、日本語と中国語入力システムが大幅に改善。リソースの消費と変換精度の向上が図られた。また、［Windows］＋［X］キーで呼び出せるメニューから利用できる規定のシェルが「コマンド プロンプト（cmd.exe）」から「PowerShell」へと変更された。この設定は「設定」アプリの［個人用設定］－［タスクバー］画面から元へ戻すこともできる。