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UWP版に多くの改良 ~Microsoft、「リモート デスクトップ」の3月アップデートを発表
複数のセッションを同時に扱えるようになったほか、セッショングループを作成可能に
2017年3月31日 15:18
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、公式ブログ“Enterprise Mobility and Security Blog”で、3月に各プラットフォームの「リモート デスクトップ」クライアントへ追加した新機能を明らかにした。
まず、Windows 10/Windows 10 Mobile向けのUWP版「リモート デスクトップ」では、複数のセッションを同時に扱えるようになった。現在のセッションから他のセッションへ切り替えるのも、セッションウィンドウのメニューから簡単に行える。
また、それぞれのセッションで解像度とスケーリングの設定を選択できるようになった。これは特定の解像度要件をもつアプリを利用する場合や、リモートPCの解像度を一定に保ちたい場合に便利だ。ただし、これは新規セッションの場合のみ有効で、既存のセッションを再接続した場合には適用されない。また、Windows 8.1以降のリモートPCへ接続する場合のみ有効だ。
そのほかにも、セッション開始時に全画面表示するオプションを無効化できるようになった。ウィンドウをリサイズした時の挙動も設定画面で指定できるようになった。また、セッションのカスタムグループを作成する機能がサポートされ、複数のセッションを用途や目的に応じて分けて管理できるようになっている。
さらに、macOS、iOS、Android向けのクライアントも改善された。特にAndroid向けクライアントではポートレートモードがサポートされ、デバイスの向きに応じて自動で切り替えられるようになったほか、拡張キーボードが搭載されるなど、操作性が大きく改善されている。
ソフトウェア情報
- 「リモート デスクトップ」Windows 10版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10、Windows 10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.1.972.0