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Google、「Google Earth Enterprise」をオープンソースに ~Linuxで独自地図をホスト
開発者が独自の地図や地球儀を作成してホストできるようにする企業向け製品
2017年4月11日 13:54
米Google Inc.は、以前に予告していた通り「Google Earth Enterprise」のソースコードを公開した。現在、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。ライセンスは“Apache License, Version 2.0”。
「Google Earth Enterprise」は、開発者が独自の地図や地球儀を作成してホストできるようにする企業向け製品。データをマップへ“融合”する「Fusion」、それをホストする「Server」、閲覧するためのソフトおよびAPI「Client」から成っており、ソースコードは470,000行以上に及ぶという。“Google マップ”や「Google Earth」の画像は含まれておらず、企業側で用意する必要がある。
なお、「Fusion」および「Server」は64bit版のLinuxで動作する。公式には「Red Hat Enterprise Linux」v6.0からv7.2まで、「CentOS」v6.0からv7.2まで、「Ubuntu」v10.04、v12.04およびv14.04 LTSがサポートされており、導入方法が“GitHub”のWikiで案内されている。