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Adobe、「Flash Player」の月例セキュリティアップデートを公開 ~7件の脆弱性を修正
Linux版以外のすべてのプラットフォームで適用優先度が“1”に、なるべく早い更新を
2017年4月12日 07:53
米Adobe Systems Incorporatedは11日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v25.0.0.148を公開した。本バージョンは脆弱性を修正した月例のセキュリティアップデートとなっている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB17-10)によると、今回修正された脆弱性の件数はCVE番号ベースで全7件。深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”で、最悪の場合、攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れがあるという。
これらの脆弱性はWindows、Mac、LinuxおよびChrome OS環境の「Adobe Flash Player」v25.0.0.127およびそれ以前のバージョンに影響する。同社は、Linux版を除くすべてのプラットフォーム版で更新プログラムの適用優先度を“1(72時間程度以内を目安とした可能な限り迅速なアップデートが必要)”とし、なるべく早いアップデートを推奨している。
「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。
なお、Windows 8.1の「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。また、「Google Chrome」用の「Flash Player」も自動で最新版へ更新される。