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人気3DCG制作ソフト「Shade3D」v17が発表 ~最上位エディションに3DCAD機能を追加

“NURBS”形状を利用して3Dオブジェクトを作成可能

「Shade3D」v17

 (株)Shade3Dは15日、製品発表会を開催し、3DCG制作ソフト「Shade3D」v17を7月14日に発売することを発表した。価格は基本的な機能を備えたBasicエディションが9,800円(税別、以下同)、トゥーンレンダリング機能などを備えたStandardエディションが55,000円、被写界深度効果ツールなどを備えた最上位版のProfessionalエディションは90,000円。

 「Shade3D」は、モデリングからレンダリング、3Dプリントまでを1つのソフトで担う統合型3DCGソフト。1986年から販売されており、累計出荷本数は50万ライセンスを超えている。

 v17の注目ポイントは、Professionalエディションに3DCAD機能“CADワークスペース”が搭載されること。「Shade3D」は、建築パース制作やプロダクトデザインに利用されることが多く、ユーザーからの測定機能や数値入力による描画機能を望む声を受けて今回3DCAD機能を搭載することとなったという。

 “CADワークスペース”では、ベジェスプラインやポリゴンメッシュに代わって“NURBS”形状を利用して3Dオブジェクトを作成可能。“NURBS”形状を用いることで、従来はできなかった重心・表面積・体積の精度の高い測定が可能になる。

 また、数値指定によるオブジェクトの位置や大きさの指定が可能になるほか、線の長さや角の角度などもリアルタイムに表示できるようになる。“CADワークスペース”を搭載することで、「Shade3D」は一般社団法人コンピュータ教育振興協会が開催している“3次元CAD利用技術者試験”準1級の“推奨ソフト”として認定されている。

 このほか、全エディションでパノラマレンダリングでの立体視レンダリングに対応するという。