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Apple、「macOS Sierra 10.12.6」をリリース ~CVE番号ベースで37件の脆弱性を修正

一部は「OS X El Capitan」「OS X Yosemite」にも影響。「Safari 10.1.2」も公開

「macOS Sierra 10.12.6」

 米Apple Inc.は19日(現地時間)、「macOS Sierra 10.12.6」を公開した。現在、「App Store」アプリからアップデート可能。同日付けで「Safari 10.1.1」もリリースされている。

 「macOS Sierra 10.12.6」では、「Finder」から特定のSMB接続ができない問題が解決されたほか、「Xsan」クライアントが特定条件下で予期せずリスタートしてしまう不具合が修正された。また、「ターミナル」アプリの安定性向上も図られているという。

 そのほかにも、本バージョンでは脆弱性の修正が行われているので注意。同社が公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性の件数はCVE番号ベースで37件。脆弱性の内容は権限昇格や任意コードの実行、情報漏洩、サービス運用妨害(DoS)など多岐にわたり、一部は旧バージョンの「OS X El Capitan 10.11.6」「OS X Yosemite 10.10.5」にも影響する。

 一方、「Safari 10.1.2」ではCVE番号ベースで25件の脆弱性が修正された。細工が施されたWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される問題や、アドレスバーの偽装につながる問題、クロスサイトスクリプティング攻撃を受ける問題などが修正されている。