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NVIDIA製GPUのディスプレイドライバーに複数の脆弱性、修正版がリリース

サービス運用妨害(DoS)や特権の昇格を招く恐れ

同社の脆弱性情報ページ

 米NVIDIA Corporationは24日(現地時間、以下同)、同社製GPUのディスプレイドライバーに複数の脆弱性が存在することを明らかにした。サービス運用妨害(DoS)や特権の昇格を招く恐れがある。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、脆弱性はCVE番号ベースで9件存在し、“CVSS(共通脆弱性評価システム)”のベーススコアは最大で“8.8(危険)”。“GeForce”、“NVS”、“Quadro”、“Tesla”といった製品が対象で、うち8件はWindowsに影響するほか、Linux/FreeBSD/Solarisに影響する脆弱性も2件存在する。

 Windowsで“GeForce”シリーズを利用している場合は、v384.94以降のドライバーへアップデートする必要がある。このバージョンでは脆弱性の修正のほかにも、特定のゲームでドライバーがクラッシュやフリーズを起こしていた問題の修正や、VRゲーム「EVE: Valkyrie」の“Ultra”グラフィックスアップデートへの対応などが盛り込まれている。