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Microsoft、「Web Template Studio」を早期プレビュー 〜「VS Code」でWebアプリの雛形を

“Microsoft Garage”のインターンで開発された「Windows Template Studio」の弟分

「Microsoft Web Template Studio」

 米Microsoftは5月15日(現地時間)、「Microsoft Web Template Studio」の早期プレビューを開始した。オープンソースの「Visual Studio Code」拡張機能として提供され、Webアプリケーションの雛形を手軽かつ迅速に作成できる。

 「Microsoft Web Template Studio」は、自由なアイデアに取り組む社内プロジェクト“Microsoft Garage”のインターンで開発された拡張機能。プロジェクトタイプやフレームワーク、ページの種類(リスト・グリッド・マスター詳細)、バックエンドで利用するクラウドサービスなどをウィザードで対話的に選択していくだけで手軽にWebアプリケーションの雛形を作成できる。

 同社はネイティブアプリの雛形を作成できる「Windows Template Studio」を「Visual Studio」向けに提供しているが、その弟分といえるだろう。

フレームワークやページの種類、バックエンドで利用するクラウドサービスなどを対話的に選択してWebアプリケーションの雛形を作成

 「Microsoft Web Template Studio」拡張機能はフルスタックのWebアプリケーションを作成できるが、プロジェクトタイプを変更すればシングルページアプリケーションやRESTfulアプリケーションも作成可能。まだ早期プレビュー版のため、現時点で対応しているフレームワークは「React.js」と「Node.js」のみだが、将来的には「Angular」などもサポートされるという。

作成されたWebアプリケーションの雛形。フルスタックのアプリだけでなく、シングルページアプリケーションやRESTfulアプリケーションも作成可能

 なお、本拡張機能を動作させるには「Node.js」と「Yarn」が必要。