ニュース

「Windows Template Studio 3.0」が公開 ~UWPアプリの雛形を作成するVisual Studio拡張

マルチプロジェクト化でロジックの再利用が容易に、プロジェクトの追加も可能

「Windows Template Studio 3.0」

 米Microsoftは1月31日(現地時間)、「Visual Studio」向けの拡張機能「Windows Template Studio 3.0」を公開した。現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロードできる。

 「Windows Template Studio」は、“ユニバーサル UWP プラットフォーム(UWP)”アプリケーションの雛形を手軽に作成できるオープンソースの拡張機能。ウィザード形式でフレームワーク、ページ、機能を追加していくだけで、本格的なUWPアプリの骨格を作り上げることができる。一からデザインすると手間のかかる“ハンバーガーメニュー”対応のアプリなども簡単に作成することが可能だ。「Visual Studio 2017」に加え、v2.5からはプレビュー版「Visual Studio 2019」もサポートされている。

 「Windows Template Studio 3.0」では、コードがマルチプロジェクトソリューションとして生成されるようになった。UWPプロジェクトと.NET Coreプロジェクトが分けて出力されるので、ロジックの再利用が容易になる。また、右クリックメニューからソリューションに新規の「Windows Template Studio」プロジェクトを追加する機能も導入された。

コードがマルチプロジェクトソリューションとして生成されるように

 そのほかにも、水平ナビゲーションビューがピボットナビゲーションパターンに置き換えられ、“MVVM Light”は.NET Standardライブラリを利用するようになった。開発プラットフォームのアップデートも行われている。