NEWS(09/08/03 13:05)
「Adobe Reader」「Acrobat」の最新版が公開、7月22日に公表された脆弱性を修正
30日に公開された「Flash Player」「Adobe AIR」とともに最新版へ更新しておこう
米Adobe Systems Incorporated.は7月31日(現地時間、以下同)、「Adobe Reader」v9.1.3を公開した。本バージョンでは7月22日に同社が公開した、Flashを再生するライブラリ“authplay.dll”に存在する脆弱性が修正されている。本脆弱性はアプリケーションの強制終了や任意コードの実行を引き起こすというもので、同社では深刻度を4段階中で最高の“Critical”と位置付けている。
なお、本脆弱性は同社製品「Flash Player」と「Adobe AIR」にも影響するが、すでに7月30日に修正版が公開されている。アップデートを済ませていないユーザーは、こちらも併せて更新しておこう。そのほか、製品版「Adobe Acrobat」v9向けにもアップデートプログラムが公開されている。
「Adobe Reader」は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、Webサイト上からダウンロードできるバージョンはv9.1.0となっており、最新版のv9.1.3へ更新するには[ヘルプ]-[アップデートの有無をチェック]メニューなどからオンラインアップデートを実行する必要がある。また、「Adobe Reader」v9.1.2以降のユーザー向けに、v9.1.3へのアップデートプログラムも用意されている。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated.
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.1.3(09/07/31)