NEWS(09/09/14 16:10)
「Google Earth」で日本のISS補給機“HTV”から見た現在の景色をシミュレート
ISSとのドッキングに向けて順調な飛行を続けているHTVから見た景色を眺めよう
(株)鳥人間は12日、11日未明に種子島宇宙センターよりH-IIBロケットで打ち上げられた日本の宇宙ステーション補給機“HTV”から見た現在の景色を、「Google Earth」でシミュレートできるKMLファイル“position.kml”を無償公開した。最新版の「Google Earth」に対応しており、編集部にてWindows Vista上の「Google Earth」v5.1.3506.3999 (beta)で動作確認した。現在、同社の運営する人工衛星情報サイト“ToriSat”からダウンロードできる。
HTVは、地上から国際宇宙ステーション“ISS”へ補給物資を送るために開発された無人の軌道間輸送機で、食料や衣料などの生活物資のほか、非与圧キャリアにより大型の実験装置を運搬できるのが特長。2010年に退役が予定されているNASAのスペースシャトルに代わる補給機として期待されており、現在18日に予定されているISSとのドッキングに向けて順調な飛行を続けている。
“position.kml”を開くと、「Google Earth」のサイドバーにある“場所”画面の“保留”ツリーへ“HTV Live”項目が追加される。“HTV Live”ツリーにある“Start Flying”項目のダブルクリックでシミュレートが始まり、リアルタイムでHTVから見た地球を眺めることが可能。