NEWS(09/11/09 17:50)

フリーノベルゲーム「湖岸の盲点」が漫画化、スクエニのWebコミック誌に掲載

漫画化を記念したリニューアル版も公開

「湖岸の盲点」(問題編)「湖岸の盲点」(問題編)

 本格ミステリーノベルゲーム「湖岸の盲点」を公開しているゲーム制作サークル“安楽椅子犯人”は7日、同作が漫画化され、スクウェア・エニックスの無料Webコミック誌“ガンガンONLINE”に掲載されることを発表した。

 「湖岸の盲点」は、2008年7月に問題編が、その翌月に解答編が公開されたノベルゲーム。有志によるサークルが公開した無償のゲームでありながら、問題編の公開時に“犯人が犯したミス”を当てる“読者への挑戦”クイズ企画を総額10万円相当の賞品つきで行い、一部のノベルゲームファン、ミステリーファンを驚かせた。

 漫画版は第1話が11月26日に掲載予定とのこと。漫画版でも“読者への挑戦”が行われ、“犯人が犯したミス”はゲームの4カ所から6カ所へ増えるという。賞品については『できればつけたい』とのこと。

 同サークルのWebサイトでは漫画化を記念して、おまけコンテンツなどを追加した「湖岸の盲点」のリニューアル版が公開されている。また、現在同サークルでは「湖岸の盲点」と同じ主人公による“小此木鶯太郎の事件簿”シリーズの第2弾「陰と陽の犯跡」を制作中とのこと。さらに、昨年ノベルゲーム「御伽噺食堂」をリリースした同人サークル“Inverse Kinematics”が、本シリーズの制作に協力することが発表された。

(中村 友次郎)