NEWS(09/12/03 16:06)

「avast!」が大量のファイルをウイルスと誤検知する問題が一時発生

ウイルス定義ファイルを最新の“091203-1”へアップデートすることで解決する模様

“Win32:Delf-MZG[Tri]”が検知された際のダイアログ“Win32:Delf-MZG[Tri]”が検知された際のダイアログ

 ALWIL Software製の無償ウイルス対策ソフト「avast! 4 Home Edition」v4.8.1368に、多数のファイルをトロイの木馬“Win32:Delf-MZG[Tri]”として誤検知してしまう問題が発生していたことが、読者から窓の杜編集部に寄せられた情報や複数のブログなどから明らかになった。編集部にて確認したところ、問題はウイルス定義ファイルのバージョンが“091203-0”の状態で発生し、最新の“091203-1”へアップデートすることで解決する模様。

 「avast! 4 Home Edition」は“Win32:Delf-MZG[Tri]”として検知されたファイルを隔離することを推奨するが、ファイルを隔離するとソフトが正常動作しなくなる可能性が高い。定義ファイルがバージョン“091203-0”の状態で検知されたファイルは誤検知の可能性が高いため、ウイルス検知のダイアログが表示された場合は処理を一旦中断し、定義ファイルを“091203-1”へバージョンアップしたあとで再スキャンすることをお勧めする。

(長谷川 正太郎)