NEWS(10/09/10 18:24)
Google、Webブラウザーを内蔵した「Google Earth」v5.2の正式版を公開
GPSログの高度と速度を折れ線グラフで表示する機能も
米Google Inc.は8日(現地時間)、3D地図ソフト「Google Earth」の最新正式版となるv5.2.1.1588を公開した。v5.1からの主な変更点は、Webブラウザーを内蔵し、本ソフト内のレイヤーなどに含まれるリンクをクリックした際に、本ソフト内でWebページを表示できるようになったこと。
内蔵Webブラウザーは3D地図の表示部分が切り替わり、Webページが表示される仕組み。ツールバーにある[Google Earth に戻る]ボタンを押せば、通常の表示に戻すことが可能。また、WebページをWindows標準のWebブラウザーで開き直すこともできる。なお、編集部にて試用したところ、一部のWebサイトでは文字化けが発生した。
さらに、GPSのログファイルを本ソフトで開いた際に、高度と速度を折れ線グラフで表示する機能も追加されている。ログファイルをドラッグ&ドロップなどにより本ソフトで開くと“場所”画面の“保留”ツリーにログファイルが追加されるので、右クリックメニューの[高度プロファイルを表示]項目を選択すると、3D地図表示部の下部に折れ線グラフが表示される仕組み。
高度と速度の折れ線グラフにマウスを重ねるとその時点の高度と速度、始点からの移動距離、記録開始からの時間が数値で表示されるほか、3D地図上に赤い矢印でその位置が表示される。
そのほか、NMEA/GDB形式やGarmin製トレーニングデータ管理ソフト「Training Center」のデータ、ナビソフト「OziExplorer」のデータを読み込めるようになった。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応しており、個人かつ非商用に限り無償で利用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人かつ非商用利用のみ)
- 【バージョン】
- 5.2.1.1588(10/09/08)