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無料で高機能な動画編集ツール「DaVinci Resolve 20」がリリース
キーフレーム編集を大幅強化、「DaVinci Resolve Studio」ではAIが編集全般をサポート
2025年5月30日 11:15
豪Blackmagic Designは5月27日(現地時間)、「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)の最新版「DaVinci Resolve 20」を公開した。同日、有償版の「DaVinci Resolve Studio 20」も公開されている。
「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。対応OSはWindows/Mac/Linux。上位版「DaVinci Resolve Studio」(税込み49,980円)へアップグレードすれば、生成AIを活用したより高度な機能を利用できる。
「DaVinci Resolve 20」では、[エディット]ページでのキーフレーム編集が大幅に強化された。まず、新たに独立した[キーフレーム]パネルが追加され、表示可能なすべてのパラメーターをタイムライン表示できるようになった。[キーフレーム]パネルに表示するパラメーターを限定することも可能だ。さらに、[キーフレーム]パネルを個々のパラメーターの変化を細かく編集できる[カーブ]ビューへ切り替えられる。
また、[カット]、[エディット]ページでタイムライン上のトラックに直接ナレーションなどの音声を録音できるボイスオーバーパレットが追加された。タイトルの[テキスト+]も強化されたほか、セーフトリムモードが改良されるなど多くの新機能、改善が加えられている。
一方、「DaVinci Resolve Studio 20」では、生成AIを使った補助機能が編集作業全体にわたって提供される。たとえば、プロンプトに従ってタイムラインを自動編集する機能や、BGMを指定した長さに編集する機能、動画をアップスケーリングする機能などを利用可能だ。
「DaVinci Resolve」は、Windows/macOS/Linuxに対応しており、Windows版はWindows 10/11をサポートするほか、Windows 11 on Armでもネイティブ動作する。現在、Blackmagic DesignのWebサイトからダウンロード可能だ。
ソフトウェア情報
- 「DaVinci Resolve」Windows版
- 【著作権者】
- Blackmagic Design Pty. Ltd.
- 【対応OS】
- Windows 10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 20.0(25/05/27)