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「DaVinci Resolve 18.5」が正式公開 期待のAI文字起こし・字幕機能は有償版に搭載

無料で高性能な動画編集ソフト

「DaVinci Resolve 18.5」

 豪Blackmagic Designは7月21日(現地時間)、「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)の最新版「DaVinci Resolve 18.5」を公開した。今年4月に発表されて以来、パブリックベータ版としてテストが続けられていたが、今回ようやく正式版となった。

 「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。対応OSはWindows/Mac/Linux。

「DaVinci Resolve 18.5」の新機能

 「DaVinci Resolve 18.5」では、150種類以上の機能がアップグレードされた。

  • [カット]ページに関する複数の改善
  • 「Blackmagic Cloud Presentations」をサポート
  • バーチャル光源を追加する新しい「ResolveFX」リライトツール
  • [Fusion]ページで「Universal Scene Description」ベースのワークフローをサポート
  • [Fusion]ページの新しいマルチマージツールで複数レイヤーを合成および管理
  • リモートモニタリングに関する複数の改善
  • タイムラインごとの高速バックアップをサポート
  • タイムラインごとの「Resolve」カラーマネージメント
  • [Fairlight]で編集&ミックスグループをサポート
150種類以上の機能がアップグレードされた「DaVinci Resolve 18.5」
「TikTok」へ直接アップロードする機能も追加

 また、上位版「DaVinci Resolve Studio」へアップグレードすればオーディオからの文字起こしをはじめとするAI機能が利用可能。

  • 「DaVinci Neural Engine」を用いたオーディオからの字幕機能
  • 「DaVinci Neural Engine」によるテキストベースの編集
  • AIベースのオーディオ分類をサポート

 「DaVinci Resolve Studio」は、税込み42,980円でダウンロード販売されている。AI機能のほかにもUHD解像度・60fpsフレームレートのプロジェクトがサポートされるほか、50種類以上の高度な機能が利用できる。

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ソフトウェア情報

「DaVinci Resolve」
【著作権者】
Blackmagic Design Pty. Ltd.
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.5(23/07/21)