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「DaVinci Resolve」次期バージョンはArm版も登場、AIツールは4.7倍も高速化

Qualcomm Snapdragon X Eliteに対応

「DaVinci Resolve 19」はArm環境でも高速

 豪Blackmagic Designは6月6日(日本時間)、「DaVinci Resolve 19」Beta 3をリリースした。本バージョンではQualcommの新しい「Snapdragon X Elite」プロセッサーがサポートされているとのこと。

 「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。対応OSはWindows/Mac/Linux。

 現行版の「DaVinci Resolve 18」はx86アーキテクチャーにしか対応しておらず、Arm CPUを搭載した「Windows on Arm」環境ではエミュレーション実行するしかなかった。

 しかし、次期バージョンでは「DaVinci Resolve 19」ではArmアーキテクチャーの「Qualcomm Snapdragon X Elite」がサポートされる見込み。エミュレーションを介さずネイティブ実行できるため、大幅なパフォーマンスアップが期待できる。実際、同社によると「Magic Mask」などのAIツールで4.7倍もの高速化が実現されているという。

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ソフトウェア情報

「DaVinci Resolve」
【著作権者】
Blackmagic Design Pty. Ltd.
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.5(23/07/21)