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Arm搭載Windows PCでネイティブ動作する「Google Chrome」、今週より提供開始

動作の高速化、バッテリー持続時間の改善などに期待

同社のリリース

 米Googleは3月26日(現地時間)、Snapdragonを搭載したArm互換Windowsデバイスを対象に、今週よりフルバージョンの「Google Chrome」をダウンロード提供すると発表した。今年初めよりテストが行われていたが、ようやく正式提供されるようだ。

 現在、「Windows on ARM」で提供されている「Chrome」(Stable)はx86版で、エミュレーションにより動作している。これがARM64ネイティブなバージョンになれば、動作の高速化、バッテリー持続時間の改善などが期待できる。最新のベンチマークテストによると、2024年半ば以降に登場するQualcommの次期CPU「Snapdragon X Elite」ならば、さらなるパフォーマンス向上が見込めるという。

x86版のBetaビルドとARM64版のCanaryビルド
「Speedometer 3.0」のスコア。左がCanary(ARM64)、右がBeta(x86)

 ちなみに、「Microsoft Edge」は2020年2月からARM64にもネイティブ対応している。