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「Speedometer 3.0」が発表 ~Webブラウザーの性能を測定するベンチマークの最新版

「WebKit」「Blink」「Gecko」の開発者が共同開発、近年のWebアプリのトレンドを反映

「Speedometer 3.0」

 Webブラウザー向けのベンチマーク「Speedometer 3.0」が、3月11日にリリースされた。2022年12月以来のアップデートとなる。

 「Speedometer」は、米Apple社の「WebKit」開発チームが作成したWebブラウザーベンチマークテスト。この種のベンチマークテストはレンダリングやDOM解析といった特定の機能にフォーカスしたものになりがちだが、「Speedometer」は実際のWebアプリケーションを模しており、リアルなパフォーマンス・応答性を測定できるのが特徴だ。現在では「WebKit」に有利なテストにならないよう、「Blink」や「Gecko」などの主要なWebブラウザーエンジンの開発者もプロジェクトに参画しており、公平性という面でも信頼できる。

 最新版の「Speedometer 3.0」は、Webアプリが利用するAPIなどを調査する「The HTTP Archive」のデータ、「npm」のパッケージ管理システム「npm」のダウンロード状況などを参考に、現代のWebを代表するJavaScriptのUIライブラリを再選定。それをもとにタスク管理アプリのデモ「TodoMVC」が構築し直された。最近のWebアプリケーションのDOM構造が複雑になっていることも反映されているほか、HTML5のイベントループモデルを意識し、同期的な処理と非同期的な処理の実行時間をより正確に計測できるように改善されている。

テスト結果の詳細画面

 また、「TodoMVC」アプリ以外にもニュースサイトやチャートアプリ、テキストエディターなどの新しい種類のアプリケーションを追加。JavaScript、スタイル、レイアウト、グラフィックス、DOM構造など、あらゆる要素のパフォーマンスを測定できるようになった。

「Speedometer 3.0」を最新安定版「Microsoft Edge」でテストした様子
「Speedometer 3.0」を最新安定版「Google Chrome」でテストした様子
「Speedometer 3.0」を最新安定版「Firefox」でテストした様子