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GoogleとMozillaが「Speedometer」の開発に参画 ~Apple/WebKit主導のWebブラウザーベンチマーク

次期バージョン「Speedometer 3」は3者の共同開発に

現行の「Speedometer 2.1」ベンチマークテスト

 Webブラウザー向けベンチマークテスト「Speedometer」プロジェクトに、GoogleとMozillaが参画することが、12月16日(日本時間)に発表された。次期バージョン「Speedometer 3」をApple、Google、Mozillaの3者で共同開発するという。

 「Speedometer」は、Webブラウザー向けの著名なベンチマークテスト。単に負荷をかけるのではなく、Webブラウザーで行わされるさまざまな作業をシミュレーションする仕組みになっており、その応答性をもとにパフォーマンスを評価・測定する。そのため、算出されるスコアが実情に近いものとなるのがメリットだ。

ToDoアプリを再現したテスト
結果画面

 しかし、「Speedometer」はあくまでもAppleの「WebKit」(Safari)チームが主導するプロジェクトだ。そのため、公平性に疑問を感じるユーザーも少なくなかったのではないだろうか。実際、「Speedometer」に代わるベンチマークテストもいくつか開発されている。

 また、Webを取り巻く環境の変化も著しい。現行の「Speedometer 2」は2018年1月にリリースされ、その後もメンテナンスが継続されているが、そろそろ抜本的な改修が必要な時期に差し掛かっている。

 そこで、「Speedometer 3」には「Google Chrome」(Chromium)と「Firefox」の開発チームも参加して行われるようになったようだ。開発の進捗状況は「GitHub」を介して共有されるとのこと。