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無料で高機能な動画編集ツール「DaVinci Resolve 19.1」がリリース

[エディット]ページや[メディア]ページなどに変更多数

「DaVinci Resolve 19.1」

 豪Blackmagic Designは11月8日(現地時間)、無料で高機能な動画編集ツール「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)の最新版「DaVinci Resolve 19.1」を公開した。エフェクトにより細かな設定が追加されたほか、[エディット]ページなどに多数の改善が施されている。

 「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。対応OSはWindows/Mac/Linux。上位版「DaVinci Resolve Studio」(税込み46,980円)へアップグレードすれば、より高度な機能を利用できる。

 本バージョンでは、[Sky Replacement]エフェクトにゲインコントロール、[Light Rays]エフェクトにサチュレーションとガンマコントロールが追加されるなどの機能追加が行われた。また、マルチカムオーディオの編集や、ステレオトラックのエフェクト処理も改善されている。

[Sky Replacement]エフェクトにゲインコントロールが追加
[Light Rays]エフェクトにサチュレーションとガンマコント―ロールが追加

 さらに[エディット]ページで、Audio Duckerでダッキングのトリガーを複数のトラックから選択できるようになったほか、オーディオインスペクターでソースファイル内の各チャンネルでトリムレベルを調節できるようになるといった改良が施された。[メディア]ページでは、同期ビン機能が改善されたほか、右クリックメニューからビンを指定フォルダーと自動同期できるようになるなどの機能追加が行われている。

Audio Duckerでダッキングのトリガーを複数のトラックから選択可能に
オーディオインスペクターでソースファイル内の各チャンネルでトリムレベルを調節
右クリックメニューからビンを指定フォルダーと自動同期

 その他にも[Fusion]への新たなノード追加といった多数の変更が含まれる。

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ソフトウェア情報

「DaVinci Resolve」Windows版
【著作権者】
Blackmagic Design Pty. Ltd.
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
19.1(24/11/08)