NEWS(10/10/04 14:25)

米Microsoft、無償ソフト集「Windows Live Essentials 2011」を正式公開

「Messenger」「メール」など9ソフトを収録、Windows XPはサポート外に

「Windows Live Essentials 2011」「Windows Live Essentials 2011」

 米Microsoft Corporationは9月30日(現地時間)、同社が運営するWebサービス“Windows Live”をはじめとする各種Webサービスを活用するためのクライアントソフト集「Windows Live Essentials 2011」を正式公開した。Windows Vista/Server 2008/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Windows Live Essentials 2011」は、これまで「Windows Live おすすめパック」として公開されてきたもので、メッセンジャーソフト、写真管理ソフト、メールソフトなど、9つのソフトを一括でインストール可能。同社製オフィスソフト「Microsoft Office」などでお馴染みの“リボン”UIを採用して使い勝手を向上させたほか、さまざまな新機能が追加されている。

 なお、今回「Windows Live Essentials」に含まれるソフトは以下の9個となっており、インストールするソフトを選択することも可能。ただし、「フォト ギャラリー」と「ムービー メーカー」は必ず併せてインストールされる仕組みで、インストールの可否を個別に選択できない。

  • 「Messenger」:メッセンジャーソフト
  • 「フォト ギャラリー」:写真管理ソフト
  • 「ムービー メーカー」:タイムライン型動画編集ソフト
  • 「メール」:メールとスケジュールを管理できるソフト
  • 「Writer」:ブログ記事を編集・投稿できるソフト
  • 「ファミリー セーフティ」:Webコンテンツのフィルタリングなど未成年が安全にWebを利用するための機能を集約したソフト
  • 「Windows Live Mesh」:複数PC間で指定フォルダを同期したり、リモートデスクトップ操作を行うソフト
  • 「Bing バー」:検索サービス“Bing”を使えるIE用ツールバー
  • 「Messenger Companion」:閲覧中のWebページを友達と共有できるIE用アドオン

 ベータ版からの変更点は、「Sync」が「Windows Live Mesh」へと改称されたこと。また、ベータ版を利用していたユーザーは、そのままデータを引き継いで正式版へ移行できる。

 なお、本ソフトはWindows XPには対応していないので注意。また、「フォト ギャラリー」および「ムービー メーカー」を利用するには、DirectX 9以降が必要。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/Server 2008/7/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2011(10/09/30)

(柳 英俊)