NEWS(10/11/12 16:33)

Microsoft、軽量な動的Webサイトの開発・管理ツール「WebMatrix」Beta 3を公開

PHP関連の機能が強化されたほか、“Razor”を利用したテンプレートが拡充

「WebMatrix」Beta 3「WebMatrix」Beta 3

 米Microsoftは9日(現地時間)、Webサイトの開発・管理ツール「WebMatrix」Beta 3を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトで公開されている「Microsoft Web Platform Installer(Web PI)」v3.0 Beta上から英語版をインストールする仕組みとなっている。

 「WebMatrix」は、データベースを利用した動的なWebアプリケーションを開発・管理できる開発環境。既存のWebサイトのメンテナンス・拡張や、“WordPress”や“DotNetNuke”といったオープンソースWebアプリの利用も可能。

 本バージョンでは、PHP関連の機能が強化され、Webサイトの設定画面から簡単にPHPの利用をON/OFFしたり、複数のバージョンを切り替えられるようになった。また、データベース関連の機能も強化されており、リレーションシップの作成・管理機能が一新されている。作成したWebアプリの公開機能や、SEOレポート機能も強化された。

PHP関連の機能が強化PHP関連の機能が強化

データベースのリレーションシップの作成・管理機能が一新データベースのリレーションシップの作成・管理機能が一新

 さらに、Webサイトテンプレートでは、簡潔な記法をもつASP.Net向けのテンプレートエンジン“Razor”を利用したテンプレートが拡充された。また、Webアプリケーションのギャラリーには検索機能が追加されている。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 3(10/11/09)

(柳 英俊)