NEWS(11/01/12 10:05)
日本語プログラミング言語「ひまわり」誕生から10周年、「なでしこ2」開発が始動
日頃プログラミング言語に縁のないユーザーでも気軽に参加できる記念コンテストも
クジラ飛行机氏が開発した日本語プログラム言語「なでしこ」が今年、前身となる「ひまわり」の開発開始から数えて10周年を迎える。これに伴い、なでしこ友の会は9日、新言語「なでしこ2」の開発開始と、10周年を記念したコンテストの開催を発表した。
「なでしこ」は、ソースコードを日本語で記述できるインタープリタ方式のスクリプト型プログラム言語。自然な日本語で記述できるように工夫されており、英語に抵抗のある人でも気軽に挑戦できる。実際、「ひまわり」「なでしこ」でプログラミングの楽しさを知り、C言語といった本格的なプログラミング言語へのステップアップを果たした人も少なくない。
「なでしこ」の後継となる新言語「なでしこ2」では、開発言語がこれまでのDelphi(Object Pascal)からC#へと変更され、C#でのプラグイン開発も可能になる。そのほか、既存の機能(命令)は残しつつ、これまでの「ひまわり」「なでしこ」では成しえなかった非Windows環境での動作も視野に入れながら、開発が進められるという。
「ひまわり」「なでしこ」の開発10周年を記念するコンテストでは、これまでプログラミングに縁のなかったユーザーでも、気軽に参加できるよう工夫されている。たとえば、コンテストには“10行プログラミング”部門のほか、“標語”部門も用意されている。“標語”部門では、日本語・家族・生活など“和”をテーマとする標語を応募可能。
コンテストの応募はWeb経由で行えるほか、今後開催予定の10周年を記念した勉強会や展示会での応募も可能で、応募期限は10月末まで。選考結果は11月中に発表され、優秀者には賞状と賞品が贈られる。これを機会に“日本語でのプログラミング”に触れてみてはいかがだろうか。