NEWS(11/02/08 16:27)

ユミルリンク、スクラップブックソフト「紙copi」の事業を原作者の洛西氏に譲渡

サポートおよび“kamilabo.jp”など関連サイトの運営も洛西氏に引き継がれる

「紙copi Lite」「紙copi Lite」

 ユミルリンク(株)は8日、2011年3月末日をもってスクラップブックソフト“紙copi”シリーズに関する事業を原作者である洛西一周氏に譲渡することを発表した。「紙copi」のユーザーサポートおよび“kamilabo.jp”など関連サイトの運営も洛西氏に引き継がれる。これに伴い、有償版「紙copi」ユーザーへのサポートサービスやメールマガジン“紙ラボ通信”の配信のため収集された個人情報も洛西氏に譲渡されるため、個人情報の譲渡を希望しないユーザーは専用フォームから削除手続きを行う必要がある。

 「紙copi」は、Webページや文書ファイル内のテキストデータや画像ファイルをドラッグ&ドロップで手軽にスクラップできる定番ソフト。1999年に前身となる「紙」として公開され、2003年よりユミルリンクが販売やサポートなどを行うようになり、有償版の「紙copi」とフリー版の「紙copi Lite」として親しまれてきた。

 「紙copi Lite」は、2007年に開発・サポート終了が宣言されていたが、2009年にユーザーの声に応える形で開発が再開されていた。今後、原作者の洛西氏が直接事業を行うことで、さらなる活発な開発が行われることを期待したい。

(長谷川 正太郎)